古代舞靈研究所について

太古の昔、舞や踊りの起源は、目に見えない世界と目に見える世界をつなぐ祈りや、祝祭の儀式でした。


古代舞靈研究所は、縄文時代をはじめとする、古代・神代の舞や踊り、各国のネイティブダンスの精神性や魂について、現代人の身体やDNAの中に眠る記憶をもとに、研究しています。


『舞靈(まいだま)』というのは造語です。
日本には「言葉に魂が宿る」という考え方から『言靈』という美しい言葉があります。
言霊という考え方が存在するより以前の、文字が存在しなかった時代、人は形や動きの中に魂を宿し、何かを伝えていたのではないかと考え造った言葉です。


太古・原初の人々は常に自然を敬いこの星の自然や宇宙のサイクルと共に生き平穏な日々を願い、森羅万象を寿ぐ「祈り人」でした。
祈りの舞は古代の人々のように天と地をつなぎ、舞う身体を通して祈り、自らを尊びすべてを愛し、地球を癒します。
この時代に舞うことを選択した人々と共に、より一層深い体験を共有しながら、これからの地球のために世の平和や幸せを祈り、寿ぎの舞を捧げ生きることの喜びと感謝を深めていきたいと考えています。

名称の変遷

ごあいさつ文と重複する部分もございますが…。
1996年に、新しい舞踊の研鑽と、疲労した身体を自分で癒すための、セルフヒーリングを中心としたダンススタジオを設立しました。
ヒーリングダンスとバレエのクラス他に、踊ることによって心と身体と魂をつなぎ統合し、均整のとれた立ち居振る舞いをめざすための独自のオリジナルダンスを創出したいと考えました。

そして、そのダンスの呼び名は、天界舞踏、スピリチュアルダンス、そして現在の タオダンス と、変化して行きました。


基本的な内容に変化は無いのですが、公演などで人様にお見せする際に必ず「このダンスはなんと言うのでしょう?」とご質問いただき、それにお答えするときに何と呼ぶか(名付けるか)は大きな問題だったので、ああでもないこうでもないと、ピンとくるものを探し続けドンドン変化していってしまったのです。

 

そして、2005年、均整の取れた心と身体と魂を用いて、古代と現代、西洋と東洋、陰と陽、天と地とすべてのものをつなぐ舞を創出しようと研究を始めました。それが現在の暦舞です。

 

<暦舞>という名は2015年3月に新しく誕生しました。もともとは2005年に発生した祈りの舞を巫女舞と呼び、2009年 寿舞-kotohogimai-と変化し、寿舞と暦舞の2本立ての時期もありましたが根本的には同じ内容のため2016年11月に、暦舞 という名に統一しました。

巫女舞という名称について

2005年に祈りを舞うというのはどういうことか考え始め、当時いろいろなご縁をいただき作品を作り始めました。
まだ祈りに対する理解度も低く、自分の身体の中で起きていることを言語化する能力もなかったので、その作品は巫女舞と呼んでいました。


それから年月が経ち、祈りというものが日常化されると同時に純化していき、巫女舞という言葉に少し違和感を感じるようになりました。
ごあいさつのページなどにも書いておりますが、2005年に祈りを舞いたいと思ったきっかけは「自然の理(ことわり)や秩序の源を神と呼ぶならば、すべての人はその体内に宇宙と神を住まわせている」という実感を得たからなのですが、巫女舞というシステムは「神>巫女>人」という、人の外側に住む大きな神様とのメディウム(媒体)としての役割を表しています。
エネルギーとしてのすべての大いなる源と常につながっていることを想い、舞う祈りは「神≧人」という図式なので寿舞-kotohogimai-、暦舞とその呼び名を変えました。そして「(巫女舞)」と表記していた部分は、この秋削除させていただきました。

 

まだまだ修行中で至らぬことばかりですが、今後も真摯に祈りについて、人の魂の仕組みについて研究し舞い続けたいと思っております。

なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 合掌

 

2016年 初冬 古代舞靈研究所  阿 利